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秋旬の桃太郎ぶどう
桃太郎ぶどうは、夏、秋、冬と3シーズンで食べることができます。夏8月中旬に収穫されるもの「早生桃太郎ぶどう」、秋9月〜10月に収穫される「秋旬の桃太郎ぶどう」と、秋に収穫したものを貯蔵して冬12月に出荷される「冬の桃太郎ぶどう」です。
桃太郎ぶどうが多くの方から支持され、生産や貯蔵の技術が上がり、ますます人気があがっているようです。
桃太郎ぶどう
皮が薄く種もないため、皮ごとそのまま食べられます。
実は固めで甘く、皮の部分の酸味と若干の渋味が、実の甘さと調和して、他の葡萄にはない美味しさが感じられます。
品種は「瀬戸ジャイアンツ」で、生産技術の向上と普及を目的に生産者で組織された「桃太郎ぶどう生産組合」の会員が作っているものが、「桃太郎ぶどう」として出荷されています。
岡山の果物と言えばイメージされるのは桃と葡萄。
桃で言えば『清水白桃』、葡萄で言えば『マスカット・オブ・アレキサンドリア』だと思います。
でも生産している現場では、もちろん『清水白桃』も『マスカット・オブ・アレキサンドリア』も大切な地域のスーパーブランドなんだけどそこに胡坐をかくこ となく、さらに全国の皆さんに喜んでいただくために品種改良を重ねて新品種の開発に日々励んでます。
ちょっと簡単に岡山の葡萄の歴史を振り返ると、岡山県では最初に栽培を推奨してたのは香りが優れる優良品種『キャンベル』。一部井原地方などでは当時とし ては甘さが豊かだった『ベリーA』を積極的に導入した地域もあるけれど、主に『キャンベル』。そして岡山市の津高地域では作るのは超絶難しいけれど甘さも 香りも抜群の『マスカット・オブ・アレキサンドリア』を栽培。岡山=果物産地の盤石のイメージを確立。
全国的には『巨峰』がメジャーですが、岡山ではほとんど作られていないようです。
そしてその後、『ベリーA』が完全に吹っ飛ぶ甘さ自慢の超優良品種『ピオーネ』が登場。岡山県では知事の『岡山県内で5,000ヘクタールのピオーネ畑を 作ります!』の号令で大増産。『ピオーネ』作りを辞めた人をカウントしないなどの多少の数字のトリックはあれ累計で5,000ヘクタールの『ピオーネ』畑 が生まれました。
確かに『ピオーネ』は美味い。
果肉の質も良いし甘さは抜群、皮離れも良いし大粒で食べ応えアリ!もうこれ以上何を望むの?消費者は。
と感じざるを得ないほどの優良品種。もうこれ以上美味しい葡萄の品種なんて出ないんじゃないかとみんな思っていた時に飛び出したのがある意味反則技の大人気品種、このページで紹介する『桃太郎ぶどう』です。
例えて言うならば、野球のピッチャーは打者に打たれまいと早い球を投げたり遅い球を投げたり、右に曲げたり左に曲げたり落としてみたりとあの手この手を使うわけだけど、名作『巨人の星』の主人公 星飛雄馬は発想の大転換、『大リーグボール2号』こと『消える魔球』で球自体を消してしまった!そりゃ打てないわな、球が見えないんだもの。 この消える魔球的、コペルニクス的転回大発想の品種が『桃太郎ぶどう』(←無理な喩えだなぁ〜)。 葡萄が甘いとか、香りが良いとか、皮離れが良いとか、房が大きいとか、そんな基準を吹っ飛ばす『皮ごと食べれる』新品種! いや、ちょっと正確ではない。皮ごと『食べれる』と言えば何か嫌々食べることも可能です的な感じを受けるかもしれないけれど、『桃太郎ぶどう』は皮をむいて食べるよりも皮ごと食べる方が美味しい。 『桃太郎ぶどう』は酸味が全くない葡萄なので、皮をむいて食べるとちょっとダルな甘さになる。皮の風味が加わることで独特のちょっとした苦みと言うか皮の香りがふわりと口の中で広がってより美味しさが増す! 魔送球の軌道だけではなく、青い虫が青い葉にとまらないと本当の『消える魔球』にはならないのごとく(なんじゃそりゃ)、皮ごと食べてこその完成した『桃太郎ぶどう』になる。 とにかく、味云々の追求に邁進していた葡萄業界に大激震が走った『桃太郎ぶどう』 『皮ごと食べれて物凄く美味い!』ことは皮が食べれる面白さだけでなく、『葡萄は食べたいけど皮を出すのがめんどくさいしゴミになる』と何となく敬遠していた消費者層を取り込むことにも成功!昔風の表現をすればカウチポテトなスタイルで、リビングで横になりなってDVDを見ながら葡萄が食べれる安楽さ! これが話題にならないわけがない。 案の定というか何と言うか、深夜番組『松紳』で8年前に取り上げられて、日頃から敏感にアンテナを張ってるオピニオンリーダーな皆さんに火が付きその後大ブレイク! 甘くて美味くて粒も大きいし、房は『ピオーネ』のおおかた倍の1キロを超える大房葡萄、そしてとどめは皮ごと食べれる面白品種とあればブレイクしない方がおかしい。 そのブームは衰えることなく今に至っています。
最近では『桃太郎ぶどう』を脅かす、これまた超絶に美味くて面白い葡萄の『シャインマスカット』が出てきてます。
これは強敵。ストレートな甘さは『シャインマスカット』の方が上だと思うし、マスカットの高貴な香りが口いっぱいに広がるのも『シャインマスカット』の抜 群ポイント。まだ出来たての新品種のため若い木が多く、粒の大きさが足りず皮が口に残る物が出回っているのが気になるが(岡山果物カタログの『山下さんの シャインマスカット』は粒の大きさもバッチリ!大丈夫です〜!)『桃太郎ぶどう』の牙城を切り崩すには充分な逸材。
しかぁし、やはり『桃太郎ぶどう』もまだまだ負けてはいない。 皮の風味も相まって次々手が伸びる不思議な魅力は『桃太郎ぶどう』ならでは。 さらに言えばストレートな甘さだけではなく、『桃太郎ぶどう』の果肉の味わいには独特のコクがある。 甘さだけでは測れない(もちろん甘味の強さで言ってもかなり上位にランクされる葡萄なんだが)大人な魅力、魔力が『桃太郎ぶどう』の特徴ではないかと思う。
それとあたかもトウモロコシかのような粒がみっちり詰まっている迫力のある房形、3つに割れた粒の形の面白さなど、他に似た品種が見当たらない見た目のポイントは『桃太郎ぶどう』の独壇場。
今年の葡萄シーズンは竜虎相撃つ新品種対決。果物ファン必見(必食?)です。
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秋旬の桃太郎ぶどう
2020/10/02 愛知県 S様
とてもしっかりした葡萄で甘さも丁度いい感じでおいしかったです。また来年も期待し、楽しみにしてます。
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