清水白桃

 

岡山の桃 清水白桃

名の無い桃の
ほんとうの名前

岡山の桃と言えばやはり岡山を代表するブランド桃の『清水白桃』が超有名です。高貴な香りにとろける果肉、乳白色の美しい姿でまさに岡山の桃。

ほかにも甘さ自慢の『おかやま夢白桃』など新品種がどんどん出てきていますし、最新品種としては『姿』『味』『香り』すべてが揃った『PEH-7号』こと『白皇』は次世代の岡山を代表する桃として岡山の桃関係者がすべての期待を集めています。

でも、そんな次世代の有名品種以外にも岡山の桃にはずっと作り続けられていたあまり名前までは知られていない品種がたくさんあるのです。

手間をかけ、丁寧に
育てられる岡山の桃。

岡山の桃は大切な方へのお中元としてご利用いただくことがとても多い。まさに日本を代表するブランド桃の産地です。
紙でできた遮光袋を1玉1玉丁寧に掛けて育てるのは岡山ならではの手間と根気の必要な作業。
そうやって育てた桃の玉はまろやかな乳白色で岡山の桃ならではの美しい姿。

品種は『岡山の桃と言えばこれしかない』の『清水白桃』が有名ですし栽培面積も群を抜いて多いのですが、『清水白桃』ばかり作ると台風が収穫時期に直撃すると多くの玉が落ちてしまうなどとても大きなリスクを負うことになりますし、『清水白桃』の作業が集中しすぎると手をかけなければいけない時期に手が回りきらないなどより良い桃作りができない事にもなりかねません。

桃農家の
厳しい選抜に残った
実力派。

そこで岡山の桃産地では『清水白桃』ほど有名ではありませんが、『清水白桃』と同じように袋掛けなど手をかけて、岡山の桃らしい白くて美しくそして緻密でとろける果肉の桃を育てています。

お中元の序盤の時期に収穫される桃の『サマーエース』『加納岩白桃』『恋みらい』『早生白鳳』『白鳳』『なつごころ』『華清水』などなど一般的にはあまり名前は知られていませんが、どれも桃農家の厳しい選抜に残ってきた実力派の美味しい桃です。

そしてこれらの桃は『岡山の桃』の名前でほんとうの名前を出されることなく、お中元の桃として全国の皆様にお届けされています。 でもそれぞれに名前もありますし、『岡山の白い桃』としての大枠を外すことはありませんがおのおのに個性がある桃の品種です。

やや黄色味を帯びた姿の『華清水』は果肉の質がとにかく密で繊維質をまったく感じさせないとろける果肉が自慢です。 伝統品種の『白鳳』は梅雨の雨の降る時期の影響もあるのでしょうがここ数年はずば抜けて香り糖度ともに高く、果肉の質もなめらかでまさに『岡山の桃』を感じさせます。

あまり名前を知られていないですが、個性豊かで実力派の桃たちを今年もお届けします。

7月の岡山の白桃 

組合員12世帯の
小さな小さな生産組合

組合員12世帯の小さな小さな桃の生産組合。
それが岡山県総社市で桃作りをしている『総社もも生産組合』です。

『総社もも生産組合』の特徴は若い生産者が多いこと。
平均年齢は40代で高齢化が大きな問題になっている農業生産者の平均年齢としては驚きの若さ。
それもこれも総社での桃作りに大きな未来を感じて若い人たちが親の桃作りを継いだり他所から新規に『総社もも生産組合』へ就農しているからいるから。

お客様の期待に沿えるような桃作りに、
妥協することなく取り組む。

組合長の秋山陽太郎さんのリーダーシップのもとに完全なお客様目線で『手で皮が剥けるジューシーな桃(適熟の桃)』『できるだけ安定して美味しい桃』『果肉の質がなめらかで密な桃』などなどお客様の期待に沿えるような桃作りに妥協することなく取り組んでいること。

そんな桃作りを続けているので年々お客様の信頼をいただき、産地として高い評価をいただいているので『総社もも生産組合』での桃作りが将来性がある魅力的な仕事になっているから多くの若者が『総社もも生産組合』での桃作りに励んでいます。。
『お客様のご期待に添える桃』。それは手を抜かず毎日やるべき桃作りの作業を積み重ねること、そして生産者や中間流通の都合を押し付けるのではなくお客様目線になって食べておいしい桃を作り続けることだと考えています。
今年もまた今までと同じように頑張って作った『総社もも生産組合』の桃をお届けします。