岡山果物カタログの思い

海彦・山彦を探せ!

 もともとの商取引は流通が関係ない生産者と消費者の対面販売だったはずです。
山でこだわりを持った美味いものを作る(生産者)山彦さんは市場で人気が高くなって、「山彦の作ったものなら多少高くても買う」と消費者は喜び。
海で他の人では獲れない、プロの技で漁をする海彦さんの魚は「海彦は鮮度が違うの〜」と高く買う。

 

  これはとりわけ古い話ではなくて、ほんの40年前まではこれが普通の商取引でした。
でもその後、急速に流通が発展していく中で。生産者が見るのは市場や大手流通になり、消費者が購買するのはスーパーマーケットになりました。
海彦、山彦の時代には当たり前だった、「美味いものは人気が高い」「鮮度が高いものは人気が高い」は「見た目がキレイで美味しそうに見える(ココが重要)ものが良い」「店頭で日が持つものが良い」と大きく変わりました。
消費者は…特に現代の消費者は、まず求めるものは「味」であり「安全」であると思います。自分自身が消費者としてそう感じますから。
そう考えるとココ40年は、流通の都合優先で消費者と生産者が後回しの不幸な時代だったのかもしれません。
もう一度、腕自慢の『海彦・山彦』さんがニコニコ笑える、そして消費者も美味しいものを食べてニコニコ笑えるが来ても良いじゃないでしょうか?

 

 わたしたちは消費者の視点で、山間部で、港町で、自分の作っているものに愛情を注ぎながら頑張っている『海彦・山彦』を探しています。
そして最近感じています。

 

「なぁんだ…海彦さん山彦さん。地域地域で根強くがんばってるじゃないか」

 

岡山果物カタログ 店長 阿部けんぞう

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