甘くしっとし、冬のあたご柿渋抜きをした愛宕柿は糖度が高く、しっとりと瑞々しい果肉です。

生産者に聞きました。あたご柿生産者 行本健一さん

担い手がいてこそ成り立つ、
『新・三ちゃん農業』

農業はよく『三ちゃん農業』と言われる。今をさかのぼること1960年代に、働き盛りの農家は東京などに出稼ぎに出てしまって地域農業を支えていた のは『じいちゃん・ばあちゃん・かあちゃん』の3つの『ちゃん』が農業を支えていたからで、なんと1963年の流行語(今で言うところのユーキャン新語・ 流行語大賞か?)だったらしい。てか農業って1960年代から担い手不足だったのね。

さて赤磐市の山陽町で葡萄や梨、柿の生産者である行本さんは親父さんの代から独自の販路にこだわったり観光農園を経営したりの 先進農家。今ではそれが実を結び、漂流岡山でも年々バリバリ販売したりして安定経営。美味しく作って、ちゃんと消費者に伝えて、きっちり売る。それを実践 している生産者なのです。

そんなわけだからこの後継者不足の農業にあって、なんと堂々の親子三代での農業経営!これって『じいちゃん・とうちゃん・おこ ちゃん』の新・三ちゃん農業。まだまだちびっ子の『おこちゃん』生産者が収穫用のプラスチックコンテナにフラフラしながらよじ登って器用に剪定ばさみを 使って柿を収穫しているこの風景。これこそが望まれている農業の在り方ではあるまいか?切り取った後ハサミの切り口を整えるあたりもプロ意識が芽生えてい る『おこちゃん』生産者。消費者のみなさんに少しでも喜んでもらえるように、付加価値を少しでも増すように手を加えることをすでに実践しているのは『じい ちゃん・とうちゃん』の姿勢を見習っているからか。

安定した経営が幸せな未来を築く

農業はの問題点の中で、よく『担い手不足』と言われる。実際不足してるよ、現場を見れば。ではなんで『担い手不足』なのか。『キケン・きたない・キ ツイ』にのいわゆる3Kだからか?カッコワルイからか?違うだろ。儲からないからだろ。リスクが高いからだろ。生活を支える収入源にするには不安が多いか らだろう。キチンと儲かるのならば、儲かる術をじいちゃんから親へ、親から子へ伝えることができるのならば、きっと行本一家のような、なんか幸せな未来が 見えるのではないかと思う。

兄弟どちらが農家を継いでほしいのかとおじいちゃんに聞いたところ、力強い返事が返ってきた。『両方継いでほしいなぁ。そのためにゃぁもっと畑広げんとおえんがな!わっはっは〜〜(笑)』

※行本健一さんは、果物をリレー栽培による経営安定化を評価され、『平成21年度矢野賞』を受賞しました。

秋深まった11月、すがすがしい青空

美味しそうに見えるけど、ぜんぶ渋柿です。

おじいちゃん、こどもたち、これが「新・3ちゃん農業」!

はさみは大人と同じ剪定ばさみを使いこなしてます。

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愛宕柿 商品ラインナップ

冬のあたご柿

11月に収穫した渋柿が、12月にはしっとりと甘い柿に変身!

あたご柿は収穫したときは渋柿です。10月頃収穫をした後、ドライアイスを使い一ヶ月くらいかけて渋を抜きます。すると、あんなに渋かった渋柿が、甘くてしっとりとした柿に変身。適度な水分があり、とてもなめらかな舌触りです。

発送時期 12月中旬〜1月上旬