農業七色秘宝館

【2011年1月17日月曜日】

洋梨生産者の田中ケンシロウさん、いよいよパスクラサン出荷時期迫ってます。
なわけで足守地区の田中さん宅へGO!
貯蔵庫(とは言ってもグラスファイバー製の大きな風呂桶って感じ)のむしろを外して熟し具合のチェック。
食べごろは今月末って感じか。
そうそう、田中さんは明後日のテレビ番組で出る予定。
ゴールデンタイムで品モノの価格を当てるクイズ番組だったりする。
これを機会に注文殺到するのか?!
桃太郎ぶどうの夢よもう一度。

下の犬クンは田中家の看板娘『モモちゃん』最近すっかりヤル気のなさが板についてきているのは見ての通り。

【2010年12月18日金曜日】

岡山では大メジャーの地方局(ん?表現おかしいか?)『山陽放送ラジオセンター』の石原部長様が弊社を訪問。


この方、全国的にある意味有名。
今も続く讃岐うどんの大ブーム。ユースケサンタマリアさん主演で讃岐うどんの映画『UDON』まで出来たブームは皆さんご存知なはず。
その讃岐うどんがブームになった火付け役の一人がこの石原さん。
時は1994年。まだまだ全国的にはマイナーだった讃岐うどんのコアな情報を月刊タウン情報かがわでコラム形式で連載、その人気コラムまとめた名著『恐るべきさぬきうどん』(副題:誰も書かなかったさぬきうどん 針の穴探訪記)が出版される。この本を基に岡山香川で静かな讃岐うどんムーブメントが起こっていたんだけど、その流れを決定づけたのが岡山県民のソウル番組にして平成22年の現在まで続くご長寿番組『VOICE 21』の月一企画で四国讃岐うどん88か所巡り。
その後讃岐うどんは全国ブランドの階段を猛スピードで駆け昇っていくことになる。

その岡山県民のソウル番組『VOICE 21』の名物ディレクターとして、自身も学ランを着て番組にたびたび登場していたのが石原さん。
この石原さん、番組でそれこそ岡山県内あらゆるところの岡山フード、特にラーメンを食べまくっている(いいよなぁ)のでその知識量たるや物凄い。その知識を活かして角川書店のムック本『ラーメンWalker 岡山』(今にして思えばタウン情報岡山の出版ではないのね・・)に登場。
本人来るとあってさっそく近所のコンビニでラーメンウォーカー岡山を購入して石原さんを待つ。

したらばこの笑顔。
この笑顔があったればこそ88か所以上の讃岐うどん店で受け入れられたのね。

【2010年11月29日月曜日】

もうすっかり季節的には葡萄のシーズンじゃないんだけど、どっこい岡山にはまだ葡萄が残ってたりする。
今日生産者から送ってもらったのは昔から『コタツ葡萄』として親しまれてた『グローコールマン』と『マスカットビオレ』。

『コールマン』と言ったら昔はメジャーだったんだけど最近はあんま聞かない。でも『コールマンのやわらかい甘さが好き!』と言われる方も少なからずいるので仕入れてみる。
正直、美味しい『コールマン』を手に入れるのは一苦労。誤解を恐れずに言えば『ピオーネ』ならば色乗りや房形や脱粒を言わなければ、そんな『美味しくない』『甘くない』と言うことはそんなにない。(極早生除く)でも『コールマン』だと『味が無い』と言うことがある。
今回は『ピオーネ』の生産者の行本さんから紹介してもらった生産者なので美味。

『マスカットビオレ』の味には正直言って驚いた。『甲斐路』と『マスカット・オブ・アレキサンドリア』の掛け合わせのこの品種。『マスカット・オブ・アレキサンドリア』なんてとっくにシーズン終わってるのに何この美味しさ。香りがタップリ『マスカット』で甘さも(この時期なので)タップリとは言わないけれど充分に甘い!しかも皮ごと食べれる。色もきれいだし来年は『岡山果物カタログ』で売って見ようかな。

せっかくなので両方の葡萄を撮影。うちのローテクさがうかがい知れるけどこれが普段の撮影風景。
自然光できれいに取るにはちょっとしたコツがあるんだけどそれは秘密。

【2010年11月19日金曜日】

これからの消費者が一体何にお金を払うか。
これって商売している人たち永遠のテーマ。
果物を売っている私たちとして考えるのは、戦後間もなしじゃないんだし『お腹ががいっぱいになる』『飢えて死なないため』にうちの果物を買っているわけではないし、『糖度が高い』『甘くて美味しい』と言った感じも時代が平成に変わったあたりで通過したと思う。
では今何を消費者は『買って』いるのかと言えば、それは『体験』『経験』や『驚き』、『懐かしい』と言ったいささかファジーで実態をつかみにくい物ではないかと思う。てか自分自身がそうだし。

モロ昭和世代の私としては、『JR』よりも『国鉄』がなじみ深い。ギリで蒸気機関車が普通に走ってたのを知ってる世代だし。
そんな私の世代としては、そんな『鉄っちゃん』と言われるほどの鉄道オタクではないんだけど、鉄道カラーの列車がラストランとなると思わず参加してしまう。11月6日に走った『みまさかスローライフ列車』がまさにそれ。

みまさかスローライフ列車
国鉄カラーの『キハ58』と『キハ28』が今年を最後に退役。そのラストランに沿線の3駅でイベントを開いてくれるこの企画に参加してきました。

『キハ』とか『キロ』とか『チハ』とか『チト』とか形式で参加者を募集している時点でマニア度数が高いことは容易に想像がつく。にしてもこの鉄道オタクでいわゆる『乗り鉄』ですし詰め状態の因美線ってどうだ。そして線路沿いの撮影スポットを車で移動しながら追いかける『撮り鉄』もかなりたくさんいる。(というか意外なんだけど、『乗り鉄』よりも『撮り鉄』の人の方が数が多い。ラストランなのに乗らなくてどうする!と思うのはにわかファンの考えなのか)
何と言うことはなく、津山から智頭と言うマイナー駅を往復するだけのこの列車(途中の駅でイベントもあるけど)。ものすんごい企画ではない。けど乗ってる人も撮ってる人も、沿道で手を振る人もみんな笑顔。てかいまどき列車に手を振るか?体験することに悦びがあるからこそみんな笑顔になるんだろう。手だって振るんだろう。

30分ほど停まる駅ではJR西日本の職員さん自ら『スローライフ列車』のヘッドマークを外して『砂丘』のヘッドマークを取り付けたり、運転席の上にある行き先表示(前面幕と言うらしい)をくるくる回して『特急』(?)とか『修学旅行』(!)とか絶対スローライフ列車とは関係ない表示にしてくれるサービスっぷり。表示を変えるたびに車両前に陣取った鉄道マニア(撮影場所は線路の上!)が表示が変わるたびに『うをぉぉぉ〜〜』『おおぉぉぉ〜〜』とうめき声のような歓声をあげるのが何ともキュート。車両の横側に目を移せば、鉄道オタクが自分で持ってきた車両の種類の表示板(種別札と言うらしい)を勝手にさしかえる暴挙にまたマニアな野郎共が歓喜のうめき声。『うおぉぉぉ〜〜〜〜』。つうか一応運行中の列車だろ。いくらなんでもフリーダム過ぎないか?と思うけれどもそんな野暮天なことは言いっこなし。種別札を勝手に変えるマニアにJR西日本の社員さんも見て見ぬふりの大人対応じゃないか。

結局のところ、『消費者が笑顔になる』=『高い価値を感じる』は今の時代へ体験であり経験であるということだと思う。どんなに『糖度が高い』『便利』『省エネ』『軽い』『早い』そして『安い』と言ったって笑顔にならないじゃないか。なんかこれからの『価値』について改めて実感させられました。

そうそう、スローライフ列車でかわいそうなことを1つ。
停車駅の美作滝尾駅はふる〜〜い駅舎が残っていて、以前『男はつらいよ』シリーズの最終作『男はつらいよ 寅次郎紅の花』の撮影に使われたことで有名。そこで地域のイベントでは地元の方が寅さんのコスプレで場を盛り上げてくれる。今回のスローライフ列車でも地元のコスプレ寅さん(結構本格的)が来てくれてたんだけど鉄っちゃんどもには寅さんなんて興味があるはずもなく。
『おじさん撮影の邪魔!どいて!』みたいな扱いを受けてました。
寅さんの神通力、鉄道オタクには通じなかったでござるの巻

【2010年10月21日木曜日】

『岡山果物カタログ』(有限会社 漂流岡山)の特徴と言うか特色と言うかは何かと言えば、それはやはり消費者目線で従来の流通形態(市場流通)に縛られることなく生産者から『美味しい物』を仕入れて販売していることだと思う。
これが最近の『農商連携』や『6次産業化』と言った流れにベストマッチするらしく、今日は中国四国農政局で開催された『第4回一日農政局 〜地域の「宝(資源)」や「強み」を活かした「連携」による6次産業化への挑戦〜』と言う何ともお役所チックなお堅い名前の会議にゲストとして参加。
『民間の意見も大胆に取り入れていろいろやってかないと農業硬直化してえらいことになるから、民間のいろんな意見を聞かせてください。』って会だと思って間違いない。

ちょっと余談だけれど、農業と商業の連携とは管轄で言えば当然農林水産省と経済産業省の連携ってことになる。
『6次産業化』も『農商工連携』も言ってることはほぼ同じ、でも農林水産省は『6次産業化』を言葉として使いたがり、経済産業省は『農商工連携』を使いたがる。
はたから見てると『どっちも同じじゃねぇか』と思うけれども、ちょっとしたメンツがあるらしく激しく使い分けてる。
今回呼んでいただいたのは農政局なので当然『6次産業化』。

『約10分で岡山果物カタログの取り組みを教えてください』となかなか無茶なお願いもなんとか聞いて、無事発表終了!
農林水産行政のトップである農林水産省様が従来の枠を超えて農業を立て直そうと頑張っているのは何であれ心強い。今後も協力できる部分があればじゃんじゃんする。

【2010年8月19日木曜日】

原種中の原種、旧約聖書に書かれていた超珍品『ネヘレスコール』初出荷!!
つうか出荷できそうなのは3房しかなかったので今日で収穫終了(なんじゃそりゃ)。
ギリシャ時代やローマ時代の絵画や彫刻に出てたのもこの品種・・・らしい。
味はとりたててどうということはないけど、
やっぱ紀元前4世紀に書かれた書物に登場する葡萄かと思えばロマン爆発!

この『ネヘレスコール』を作っているのは『マスカット』生産者の農業後継者 林さん。
そもそも『ネヘレスコール』を出荷するために作ってない。
つうか作ったって売ると来ないだろ、こんな珍種。
品種改良に使うために作ってたんだけど、
こんだけキャラが立ってるんなら販売しますよ、弊社なら。
メルマガに書いたその日に即完売。
ご購入いただいたお客様はどんな楽しみ方をしてくださるのやら・・。

【2010年8月19日木曜日】

なんだか最近農業ジャンルに注目が集まっているのは皆さん認識している通り。
そんな農業に『命を懸ける』奇特な皆さんが農業系の大学生と
そのOBで組織されてる『SORA』さん。
http://www.sola2006.net/

その『SORA』から現役の東京農業大学 国際農業開発学科の学生であり、 週1回野菜を売りにリアカーを引っ張っている鵜澤さんが漂流岡山の取り組みを視察するために来岡。

岡山まで来た方法はバイク!
しかもお金がもったいないのでオール下道!
宿には泊まらず寝起きは公園でテント生活!
一歩間違うと不審者の鵜澤さんはとにかく根っから超真面目。

総社の生産現場を視察して、あすは京都の視察に行くらしい(もちろん下道)。
仁義なき戦いの小林旭チックに『わしらにゃもう真似できんわい』と言いたくなるほどの行動力。
何はともあれ若い人たちが農業に興味を持ってくれるのは嬉しい限り。

この日の総社は取引きいただいている京都の仲卸さんから送っていただいた
山梨県は加納岩地区の桃を試食。(鵜澤さんも一緒に試食)

この加納岩地区、先日テレビにも出てたけど出荷量の90%以上を京都に出荷している京都に抜群の強みを持つブランド産地。
なるほど食べてみると川中島なんだけど充分に美味い。

やっぱ他産地も食べなきゃ改善に繋がらんよ。
『うちのは日本一美味い』と言っていながら他の産地の製品を食べていない農家のなんと多いことか。
喰って学んで喰って自信を持ち、喰って反省する。
総社では当たり前のことを当たり前にやっているだけ。

【2010年7月29日木曜日】

桃シーズン真っ盛りで梅雨も明け、いや明け過ぎて以上に暑い。
日なたで立っていると目眩がするほど暑い。
アスファルトに正座するとそのまま焼き土下座(byカイジ)になるのではと思うくらい暑い。

その暑い中お邪魔したのは岡山市は一宮で桃作りをしている今井さん親子。
お父さんは昨年亡くなられたで、建設業に就職していた息子さんが脱サラして何と農業の後を継いでる孝行息子!

桃の実に袋かけしている紙袋が自然発火しそうなくらい暑い中で主力商品の『おかやま夢白桃』について聞いてみると『こんだけ日が照るとえぇんじゃないですかね。
日が照りつけて、逆に生育が止まったようです。
甘さがのりょうるみたいです(笑)』と好調な時は笑顔もこぼれる。

そんなわけで、今のところ『おかやま夢白桃』は生理落下は多めであったけど好調なようです。
ところで『お父さん夢枕に立ったりせんですか?桃の出来が心配で』
と聞いてみたら親子で顔を見合わせて
『それが全然ないんですわ(笑)。もちょっと夢見ると思うとったですけどねぇ』(息子)
『ほんまなぁ、薄情なくらい全然出んの(笑)』(おかぁさん)と笑ってる。

息子さんとおかぁさんが一生懸命桃を作ってる姿を見て、安心して成仏したんだよ、きっと。

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