9/9 東近江市役所 東近江あぐりステーション訪問

『東近江市 小椋正清市長と面談』

コンパクト型地域商社設立に全国に先駆けて挑戦した東近江市。それもこれも小椋市長の大号令があったから。
『地元のスーパーになんで長野県産や群馬県産の野菜が並んどるんや』『若手農家が儲からない今の仕組みは変えないといけない』と地域商社の必要性を熱弁。

市長のお話はこちらから

参加者は漂流岡山からと中小企業庁、中国経産局、近畿経産局。そして東近江市役所の皆さん。
予定時間を大幅に上回り(ちなみに市長は議会答弁協議中で本来の予定はパンパン)ながらも地域商社の必要性と今後の展開を語ってくれたのは昨年4月に立ち上がった東近江の地域商社『東近江あぐりステーション』への期待のあらわれか。

『東近江あぐりステーション』

そんなわけで続いて『東近江あぐりステーション』へ。
設立から1年少々で『イオン』『平和堂』そして地元で有名なラーメンチェーン『近江ちゃんぽん亭』(←滋賀県民のソウルフード)と次々販路を広げて今ではかなりの規模の地域商社に。
『東近江アグリステーション』は東近江市のバックアップ以外にも地元JA『JAグリーン近江』『JA湖東』『JA滋賀蒲生町』『JA東能登川』の4つが出資するなど応援しているのが最大の特徴。もちろんJAの野菜を取りまとめて『東近江あぐりステーション』に出荷もしてくれる心強いパートナーだ。
1年の振り返りとこれからの販路開拓について松井社長に話をきく。

 

『農事組合法人 ぐっど・はーべすと』

そのまま地元東近江の生産者の生の声を聞きに『農事組合法人 ぐっど・はーべすと』さんへ。代表理事の山田泰和さんと駆けつけてくれた『JA滋賀蒲生町』の松村営業販売課課長に話を聞く。昔はほぼ米だけを生産していた『ぐっど・はーべすと』さんは高収益作物のキャベツ作りに挑戦。山田さんは『やっぱり米作りの感覚があるからある程度の規模の野菜をまとめて作る方がやりやすい。キャベツ作りは向いていると思う』と現場感あふれる意見。

東近江は元々西日本を代表する米産地。ただ米だけでは将来の東近江の農業はどうなるかと言えばやはり若い生産者のためにも収益性の見込める野菜づくりもはじめるべき。ただ東近江の生産者の規模で野菜作りを始めるとかなりの量になるのでここは地域商社の出番。現在も安定的に『イオン』『平和堂』『近江ちゃんぽん亭』に出荷しています。